会長挨拶
- 文字
-
- 小
- 中
- 大
会報64号 会長挨拶
寄り添う
同窓会会長 南野 紫乃
同志社同窓会会員の皆さまと繋がり、こうして同志社同窓会報64号を皆さまのもとにお届けできますこと感謝の思いでいっぱいです。
今年は正月早々能登半島地震が起き、大変な年明けとなりました。復興にも時間がかかるだろうと心配はつきません。
被災されました方々に心よりのお見舞いを申し上げます。 そんなときならばこそいっそう一人でも多くの方と繋がることができればと願っています。
「あなた方は地の塩である。 あなた方は世の光である。」 (マタイによる福音書第5章より)
母校同志社女子中高・女子大では、社会において「地の塩」「世の光」となりうる女性の育成をモットーとしていますが、それは 「修練を積み自分自身の力を周囲に対して発揮する生き方」を目指すということでしょう。
2023年は 支部総会を久しぶりにやっと開催することができた支部も多く、 たくさんの支部総会に伺うことができました。 そしてそれぞれの場所で「地の塩・世の光」として活躍される同窓生の方々との出会いはとても素晴らしい経験となりました。
また2023年は同志社同窓会創設130年ということで、折々に創設当時の同志社同窓会の有り様に触れ、130年の歩みの中での大きな出来事や様々な校舎建物の由来などに思いを寄せることができました。
同志社同窓会総会では礼拝の奨励で同志社同窓会創設や支部の立ち上げのことなど教えていただきました。 リユニオンでは同志社そうして同志社女子部の象徴とでもいうべき栄光館に”光をあてて”の学びもありました。 栄光館ファウラーチャペルでは毎日女子中高・女子大の礼拝が守られ、また学校生活のいろんな思い出が詰まっています。
秋の幹事会では今出川校地田辺校地の新旧の建物の変遷をスライドで辿り、様々な年代の方の思い出を披露してくただくことができました。
今年度も同志社同窓会の活動をさらに前へと、母校や同窓の皆さまに寄り添って進めていただきたいものだと思っています。
どうぞ母校のため、同志社同窓会のため、そして何より被災された方々のため、祈りお支えくださいますように。
会報63号 会長挨拶
共に歩む
同窓会会長 南野 紫乃
同志社同窓会会員の皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。皆様と繋がり、こうして同志社同窓会報63号を皆様のもとにお届けできますことはたいそう嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。
「同志社同窓会」は、同志社女子部が創立されて17年たった1893年に歩みをはじめました。
この130年の活動において多くの同窓生が相互の交わり深め、また常に母校・在校生に寄り添って共に歩み続けてまいりました。
— わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていればその人は豊かに実を結ぶ。 (ヨハネによる福音書15章5節)
私達は在学中にこの御言葉に教えられ、一人ひとりが母校の(そして神様の)「ぶどうの木」の幹から広く四方に伸びている枝としてそれぞれの持ち場で葉を茂らせ実を成らせるようにと送り出されました。同志社同窓会は様々な働きを成し素晴らしい活躍をされているたくさんの同窓の皆様との交わりを持ち、また日々出会う困難に立ち向かう心の拠り所としていつでも帰ってきたいときに帰ってこられる場であり続けたいものだと思います。
コロナ禍に見舞われ学校内に学生生徒の姿が見られなくなった3年前の春、校内の様々な花がいつものように、いえいつもにまして美しく力強く咲き誇っておりました。それは一日も早く同志社乙女たちが戻ってくるようにと花たちも強く願っていたのでしょう。その後やっと学校に戻ってくることのできた同志社乙女たちは多くの制約がある学生生活であったでしょうが、そのなかでも創意工夫によって充実した日々を送っておられる様子が伝わってまいりました。
同窓会でも活動を休止せざるを得ない期間を経て、一つずつ考慮を重ねつつ活動の歩みを前へ進めていく3年でありました。新しい試みややり方も工夫し、また長く受け継いできたものを大切に再びしっかり歩みだしてきました。今年度はこれらの活動を引き継ぎ更に前へと進めようと28名の新評議員での活動が始まりました。同窓の皆様と共に歩む同窓会でありたいと思います。
どうぞ皆様、同窓会の行事・活動にご一緒にご参加ください。そして祈り、お支え下さいますように。